台湾の高雄の読み方は?たかおとカオシュン等由来も徹底解説
こんにちは。サボテン台湾、運営者のサボテンです。
台湾の南にある大きな街、高雄。この名前を見たとき、なんて読むんだろうって悩んだことありませんか。実はこの台湾 高雄 読み方って、時代や使う言語によって全然違う響きを持っていて、たかおやカオシュン、あるいは中国語や台湾語、英語でのピンイン表記など、知れば知るほど奥が深いんですよね。
旅行の前に少しでも由来や歴史的背景を知っておくと、現地の人とのコミュニケーションがぐっと楽しくなるはずです。というわけで、今回はこの街の名前について、私が現地で感じたことなんかも交えながら、じっくりお話ししていこうかなと思います。
- 高雄の日本語や中国語など言語ごとの正しい発音
- かつて打狗と呼ばれていた歴史と名前の由来
- 京都の高雄との意外なつながりやエピソード
- 台湾旅行の際に役立つ簡単な挨拶や会話フレーズ
台湾の高雄の読み方は?歴史が絡む複雑な事情

高雄という地名、漢字で見るとすごく馴染みがあるのに、いざ口に出そうとするとちょっと迷っちゃいますよね。ここでは、なぜいくつもの呼び方が存在するのか、その背景を言語ごとに紐解いていきます。
日本語での読み方はたかおが一般的

日本人に「高雄」って文字を見せたら、まあ十中八九「たかお」って読みますよね。うん、普通はそう。台北はタイペイ、台中はタイチュウって音読みするのに、なんでここだけ訓読みなのって不思議に思ったことありませんか。
実はこれ、日本統治時代にがっつり定着した読み方なんですよ。当時の日本人が、現地の言葉の響きに合わせて、日本の「たかお」という名前を当てはめたんです。だから、今でも日本のニュースや古いガイドブックなんかを見ると、普通に「たかお」って書かれていたりします。テレビの旅番組なんかでも、ベテランのナレーターさんが「南の港町、たかお」なんて渋い声で読んでいるのを聞いたことがあるかもしれません。
私なんて最初、台湾の地名だとは思わなくて、日本のどこかの山かなんかだと思ってたくらいですからね。でも、この「たかお」って響き、なんだかすごく優しくて親しみやすいと思いませんか。
台湾のおじいちゃんおばあちゃん世代とお話しすると、彼らも流暢な日本語で「たかおは暑いでしょう」なんて言ってくれたりして、なんだか胸がじんわり温かくなるんですよね。歴史の教科書で学ぶような小難しい話じゃなくて、そういう生身のコミュニケーションの中で「たかお」という言葉が生きてるんだなって実感する瞬間が、私はすごく好きです。
中国語での読み方はカオシュン

じゃあ、今の台湾の若い人たちや、公式な場ではどう呼ばれているかっていうと、これが「カオシュン」なんですよ。北京語、つまり標準中国語での発音ですね。
カタカナで書くとカオシュンですけど、実際の音は「カオシオン」とか「カオション」に近かったりします。口の形をちょっと丸めて、息を抜くように発音するんです。…で、ですよ。これがまた日本人には微妙に発音しづらい。
戦後になって、漢字の「高雄」はそのまま残されたんですけど、読み方だけが公的にこの北京語読みに変わったんです。だから、最近の新しいガイドブックとか、若い旅行者の間では「カオシュンに行くんだ」っていうのが普通になってきています。
文字は同じなのに、音がガラッと変わるって、なんだか不思議な感覚ですよね。日本だったら、東京をいきなり「トンキン」って読みなさいって言われるようなものですから。でも、このカオシュンっていう響きも、南国の風が吹き抜けるような、ちょっとエキゾチックなかっこよさがあるなって私は勝手に思ってます。
私が初めて現地の夜市で「カオシュン」って発音してみたとき、屋台のおばちゃんに全然通じなくて「はあ?」って顔をされたのはいい思い出です。あのときは焦りましたねえ。でも、何度も口に出しているうちに、少しずつその土地の空気に馴染んでいく感覚があって、それがまた旅の醍醐味だったりするんですよね。
台湾語での読み方はコーヒョン

さてさて、ここからがさらにディープな台湾の世界です。台湾の南部って、標準中国語よりも台湾語、いわゆるホーロー語がバリバリ飛び交っている地域なんですよ。
じゃあ台湾語で高雄をなんて読むかというと、「コーヒョン」って発音します。コーヒョン。なんかちょっと可愛いですよね。響きがまろやかというか、肩の力が抜けている感じがたまりません。
地元のローカルな食堂に行くと、おっちゃんやおばちゃんたちが「コーヒョンの天気は最高だねえ」みたいな感じで、この言葉を日常的に使っています。この読み方は、漢字の台湾語での伝統的な発音に基づいているんです。
台湾語って声調がすごく複雑で、私みたいな外国人にはめちゃくちゃ難しいんですけど、地元の人たちがコーヒョンって言っているのを聞くと、ああ、台湾の南に来たんだなあっていう実感が湧いてきて、なんだかワクワクしちゃうんですよね。
言葉ってただの記号じゃなくて、その土地の匂いとか温度まで運んでくるものだなって、コーヒョンという響きを聞くたびに思います。もし現地に行く機会があったら、ぜひ耳を澄ませてみてください。きっと、カオシュンとは違う、もっと土着で温かいコーヒョンの音に出会えるはずです。
英語での読み方とピンイン表記

国際的な場面、たとえば飛行機のチケットとか英語の地図なんかを見ると、高雄は「Kaohsiung」って書かれています。
これ、初めて見たとき「カオシウング?」って読んじゃいませんでしたか。私は完全にそう読んでました。うん、たぶん誰でも一度は通る道だと思うんですよ。だってどう見たってシウングじゃないですか。
なんでこんなスペルになっているかっていうと、台湾で昔から使われているウェード式っていうローマ字表記のルールが関係しているんです。中国大陸で使われているピンインだと「Gaoxiong」になるんですけど、台湾では伝統的な綴りがそのまま残っているんですね。
この「Hs」っていうのが曲者で、日本語の「シ」とはちょっと違う、独特の摩擦音を表しているんです。だから、英語圏の人に「カオシュン」って伝えたいときは、このKaohsiungの綴りを思い浮かべながら、少し大げさに発音してあげると通じやすかったりします。
発音のちょっとしたコツ
「Kaohsiung」をカオシウングと読まないこと。カオシュン、あるいはカオシオンと発音するのが現地で通じる一番の近道です。文字に引っ張られすぎないのがポイントですね。
ピンインとウェード式が混在している台湾のローマ字事情って、本当にややこしいんです。でも、そのややこしさも含めて、台湾が歩んできた複雑な歴史の証なんだなって思うと、ただのアルファベットの羅列もなんだか愛おしく見えてくるから不思議です。
竹林を意味する打狗という旧称の由来

高雄の名前の歴史を語る上で、絶対に外せないのが「打狗(ターカウ)」という旧称です。
打つ犬、ですよ。文字だけ見ると「えっ、犬を叩くの?」ってギョッとしますよね。でも安心してください、本当に犬を叩いていたわけじゃないんです。動物虐待の歴史とかそういう物騒な話ではないのでホッとしました。
もともとこの辺りには、マカタオ族という先住民族が住んでいました。彼らの言葉で「竹林」を意味する言葉が「Takau(ターカウ)」だったんです。当時、海賊なんかから村を守るために、周りにトゲのある刺竹をたくさん植えていたんですね。つまり、彼らにとってターカウは、生活を守る大切な要塞みたいなものだったわけです。
その後、大陸から漢民族がやってきて、この「ターカウ」という音に自分たちの漢字を当てはめたんです。その時に選ばれたのが「打狗」。当時の漢民族は、自分たち以外の民族をちょっと下に見るようなところがあって、わざと動物の字を使ったり、あまり上品じゃない字を当てたりするクセがあったんですよ。
なんだかマカタオ族の人たちにはちょっと申し訳ないような歴史ですけど、こういう泥臭い背景を知ると、ただの地名が急に立体的に見えてきませんか。竹林に囲まれた村で、海からの風を感じながら暮らしていた人々の姿が目に浮かぶようです。
台湾の高雄の読み方に関する豆知識と会話集

名前の歴史がわかったところで、次はちょっとしたトリビアや、実際に現地へ行ったときに使える実用的な情報をお届けします。これを知っておけば、あなたの台湾旅がもっと深みのあるものになりますよ。
なぜ京都の高雄が由来になったのか

さっき、日本統治時代に「たかお」という読み方が定着したって言いましたよね。でも、なんでわざわざ「高雄」っていう漢字を選んだのか。ここ、けっこう気になるポイントじゃないですか。
1920年、当時の台湾総督府が「打狗って字、いくらなんでも野蛮すぎない?」って言い出したんです。そこで、現地の「ターカウ」という音に近くて、しかも優雅で美しい日本の地名を探した結果、白羽の矢が立ったのが、京都の「高雄(たかお)」だったんです。
京都の高雄といえば、紅葉がすっごく綺麗で、神護寺なんかがある風光明媚な場所ですよね。台湾の南の熱帯の港町を、そんな京都のしっとりした景勝地に重ね合わせたわけです。気候も風景も全然違うのに、強引に京都のイメージを持ってくるあたり、当時の人たちの熱量というか、執念みたいなものを感じます。
これって、統治側の「この街を立派な都市にするぞ」っていう意気込みというか、ある種のロマンだったのかもしれません。歴史の皮肉というか、面白い巡り合わせですよね。今でも京都市と台湾の高雄市は、この名前の縁で友好協力協定を結んでいたりして、なんだか不思議な絆で結ばれているんですよ。
たかおとカオシュンはどちらを使うべきか

じゃあ結局、私たちが台湾に行くとき、あるいは誰かと話すとき、「たかお」と「カオシュン」、どっちを使えばいいのって話ですよね。迷いますよね、これ。
結論から言うと、状況に合わせて使い分けるのが一番スマートかなと思います。
日本の年配の方と話すときや、歴史の話をしているときは「たかお」のほうがしっくりきます。でも、今の台湾のリアルな空気感を楽しみたいなら、やっぱり「カオシュン」って呼ぶのが自然ですよね。
私自身は、ブログを書いたり友達に「今度台湾の南の方に行くんだー」って話すときは、無意識にカオシュンって言ってます。でも、現地の古いレンガ造りの建物を眺めているときなんかは、頭の中で「ああ、たかおの街並みだなあ」なんて思ったりして。
要は、どっちが正解っていうより、どっちの響きもこの街の大切な一部なんだって受け入れるのが、一番豊かな楽しみ方なんじゃないかなって思うんです。言葉に正解を求めすぎないっていうのも、旅のひとつの流儀かもしれませんね。
現地の人が持つ高雄という名前への誇り

高雄は台湾で二番目、あるいは最近だと人口の変動で三番目なんて言われたりもする大都市です。(出典:台湾行政院主計総処)
昔はゴリゴリの重工業都市で、空気が悪いなんて言われた時代もありました。港には巨大なクレーンが並んでいて、まさに鉄とコンクリートの街って感じだったんです。でも今は、古い倉庫街がめちゃくちゃオシャレなアート特区に生まれ変わったりして、すごく洗練された港町になっています。
現地の人たちと話していると、彼らがこの街にものすごい誇りを持っているのがビシビシ伝わってくるんですよ。台湾語で「コーヒョン」と発音するときの、あの力強くて温かい響き。南国特有の、ちょっとおおらかで情熱的な気質が、その名前にぎゅっと詰まっている気がします。
名前の読み方が時代とともに変わっても、この土地が持っているエネルギッシュな魂みたいなものは、ずーっと変わらずに受け継がれているんですよね。台北の洗練された感じも好きですけど、この南部の泥臭くて熱いバイブスに触れると、なんだか無性に元気をもらえるんです。
台湾旅行で役立つ中国語の挨拶と発音

さて、ここからはちょっと実用的なお話に脱線しましょう。高雄に遊びに行くなら、やっぱり少しでも現地の言葉を使ってみたくなりますよね。言葉が通じた瞬間のあの嬉しさって、何物にも代えがたいですから。
標準中国語(北京語)が通じるので、基本的な挨拶を覚えておけばバッチリです。南部の人は本当にフレンドリーなので、片言でも中国語を話すと、めちゃくちゃ笑顔で返してくれますよ。
| 日本語 | 中国語表記 | カタカナ読み | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| こんにちは | 你好 | ニー ハオ | お店に入ったときなど |
| ありがとうございます | 謝謝 | シェ シェ | 何かしてもらったとき |
| すみません | 不好意思 | ブー ハオ イース | 店員さんを呼ぶとき |
| いくらですか? | 這個多少錢? | ジュグ ドゥオシャオ チエン? | 夜市での買い物に必須 |
特に「不好意思(ブーハオイース)」は魔法の言葉です。道を譲ってもらったとき、ちょっとぶつかっちゃったとき、店員さんを呼ぶとき、なんでもこれ一つで乗り切れちゃいます。
私も最初はこの言葉ばっかり連発してました。困ったときのブーハオイース頼みです。でも、これさえ言えればとりあえず嫌な顔はされないので、ぜひ恥ずかしがらずに使ってみてくださいね。
地下鉄やバスで使える便利なフレーズ

高雄の移動は、地下鉄(MRT)やライトレール、バスがすごく便利です。特にライトレールは港の近くを走っていて、海風を感じながら景色を眺められるので最高なんですよ。
移動中にちょっと道に迷ったり、行き先を確認したいときに使えるフレーズもいくつか紹介しておきますね。これを知っておけば、迷子になる確率がグッと減るはずです。
移動で使えるフレーズ
・地下鉄の駅はどこですか?
捷運站在哪裡?(ジエユン ジャン ザイ ナーリ?)
・〜へ行きたいのですが
我要去〜(ウォー ヤオ チー〜)
・これ、一つください
我要這個(ウォー ヤオ ジュグ)
発音が難しければ、メモ帳に漢字を書いて見せるだけでも全然通じます。筆談って意外と強力なんですよ。高雄の人たちは、困っている旅行者を見ると放っておけないお節介焼き(もちろんいい意味で!)が多いので、勇気を出して聞いてみてください。
言葉が通じなくても、身振り手振りで一生懸命教えてくれるはずです。そういう人の温かさに触れる瞬間こそが、旅の最高のスパイスになるんですよね。
台湾の高雄の読み方に込められた歴史まとめ

いやあ、ここまで高雄の読み方について色々と語ってきましたが、いかがでしたか。少しは興味を持っていただけたでしょうか。
ただの一つの地名なのに、マカタオ族の「竹林(ターカウ)」から始まり、漢民族のちょっと意地悪な「打狗」、そして日本人が京都の美しさを重ねた「高雄(たかお)」、さらには現代の国際的な港町としての「カオシュン」や「Kaohsiung」まで、本当に色々な顔を持っているんですよね。
音に合わせて文字が変わり、今度は文字に合わせて音が変わる。こんな数奇な運命をたどった地名って、世界中探してもそうそうないんじゃないかなって思います。
次にあなたが台湾の南へ旅するとき、あるいは地図でこの名前を見かけたとき、この多層的な歴史をちょっぴり思い出してもらえたら嬉しいです。単なる観光地としてだけじゃなく、そこで暮らしてきた人々の息遣いみたいなものが、きっと感じられるはずですから。
台湾 高雄 読み方という、一見すると些細な疑問からスタートしましたが、その奥にはこんなにも豊かで人間臭いドラマが隠されていました。言葉って本当に面白いですね。
それでは、あなたの台湾旅が最高に素敵なものになりますように。現地での新しい発見を楽しんできてくださいね。サボテンでした。またね!
